Meshell Ndgeocello「The Spirits Music:Dance Of The Infidle」Universal Music(982673-5)2005 - France   
              

Meshell Ndgeocello(b,prog),Mathew Garrison(b),Wallace Roney(tp)
Oliver Lake(sax),Don Byron(sax),Joshua Roseman(sax),Kenny Garrett(sax),Ron Blake(sax),
Oran Coltrane(sax),Michael Cain(key,p),Neal Evans(key),Mino Cinelu(perc),
Didi Gutman(ds),Jack Dejohnette(ds),Chris Dave(ds),Gene Lake(ds),
Gregoire Maret(Harmonica),Brandon Ross(g),Sabina(vo,p),Casandra Wilson(vo),other


●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ●ブラック系   ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系   ○ECM系

ミッシュエル・ンデゲオチェロは女性ベースシトであり、またヒップホップ/R&B系の印象が強い人です。
それがJazzのミュージシャンを集めてJazzアルバムを出すということを昨年から噂では聞いてました。
昨年リリースという話だったのが、今年になってようやくリリースされました。

Jazzアルバムと言っても、ちょっとブラック系のコンテンポラリーな音楽で、特に4ビートは出てきません。
それと驚いたことにリーダーであるンデゲオチェロのベースを弾いた曲が少なく、マシュー・ギャリソンとベース担当を分け合っている感じです。
全てンデゲオチェロの作曲した曲なので、ンデゲオチェロ曲集という感じでしょうか。

全体的にダークで、Blues、Funkを取り込んだような、結構シリアスな作品です。
また曲によって参加メンバーが入れ替わるので、バラエティにとんだアルバムになってます。
ウォレス・ルーニーが入ると、まるで晩年のマイルス・デイビスみたいに感じてしまいます。
それとマイケル・ケインのピアノもなかなか味を出してますね。
ジャック・デジョネットも1曲参加してますが、別に彼でなくても良かったよう感じます。

ただ、Totalで考えると、このアルバムは誰のリーダー、メインだったかがわからなくなる作りですね。
リーダーがベーシストなのに、特にベースが目立つわけでもなく、それどころか他人にベースを弾かせているくらいですし。
せめて全曲をンデゲオチェロ自身がベースを弾くとかすれば印象が違って来るのでしょうが、なにか散漫に感じてしまいます。
1曲1曲の出来はなかなか良いだけに、そこだけは少し残念ですね。


# ちょっと難しいアルバム???それだけにマニア受けしそうな雰囲気はぷんぷんしますけど。(TKO)
 
 
   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out_of_melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay