Oz Noy「Ha!」Magnatude(MT-2308-2)2005 - U.S.A.  

Oz Noy(g) Kieth Carlock(drs) Will Lee(b) James Genus(b) Geoge Whitty(key) Mike Stern(g)
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系 (□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ●ロック系
 ”Imaine Jeff Beck meets John Scofield on James Brown`s band..........."
こんなキャプションのステッカーがCDに貼ってました。聴いてみて「上手いこというなぁ、、」と思いました。

 J.BeckとJ.Scofieldを足して2で割った、、、というよりある時はJ.Beckある時はJ.Scofieldが顔を出すギタリストです。
あまりエフェクターをかけていない固めのストラト系のソリッドなサウンド。
ビートは8ビートが大半を占めてロックっぽい雰囲気のインスト物です。

 全面・前面的にギターサウンド中心で、他のメンバーは完全にバックバンドでサポートに徹しています。(Mike Sternを除く)
タイプはちょっと違うんですがウェイン・クランツがロックやっているような感じも受けました。とにかく弾きまくりでテーマ〜ソロと一人で忙しく弾いてます。
しかし”弾きまくっている”というのはスタイルがそうであって、超絶技巧派というテクニックではありません。

 M.Sternは一曲のみの参加です。この曲でこのギタリストの足りない分を感じてしまいました。
というのは、M.Sternが弾いた瞬間に音色とフレーズで彼ということが分かります。彼の場合、世界唯一といってもいいほどの個性がありますね。
M.Sternが強烈な個性に対してこの人はイマイチ弱いんですね。比べる相手が悪いのもありますが、、、個性の部分はこれからかもしれませんが、、、、、
そういう意味でM.Sternの参加は失敗ですね。Oz Noyの個性の弱さを引き立たせてしまいましたからね。

 とは言ってもM.Sternもデビュー当時は”ロックギタリスト”というイメージがあり、オリジナリティに欠けると私は思っていたので、この人も将来どう化けるかは未知の部分です。
面白いギタリストが出てきたということで、ここは暖かく見守りたいと思います。

☆ギター小僧にお勧めです(アスワン)

   
Slow             Speedy
Light           Heavy
Mellow             Hard
Lyrical           Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative             Progresseve/Tricky
Ensemble               Interplay

5/7/2005 新宿タワーレコード