Various Artists「Fusion for Miles A Guitar Tribute」Tone Center(TC40412) 2005 - U.S.A.  
Guitarists : Eric Johnson, Bill Frisell, Pat Martino, Warren Haynes, Jimmy Herring, Mike Stern, Bill Connors, Steve Kimmock, Bireli Lagrene, Jeff Richman
The Band : Vinnie Colaiuta(drums), Alphonso Johnson(bass), Larry Goldings(organ), Dave Liebman(sax)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ●ロック系        ○その他

ウェザーマハヴィシュヌコルトレーンと最近ギタリストによるトリビュート物が多いTone Centerから今度はマイルス・デイビスのトリビュート盤がリリースされた。
全曲ジェフ・リッチマンの手による期待を裏切らないロック系フュージョンの王道をいくアレンジ。
選ばれている曲は70年代以降のエレクトリック・マイルス期の曲が多いが、「So What」、「Eighty One」あたりのアコースティック期の曲も4ビートではなく、しっかりとフュージョン系アレンジになっている。
カリウタ、A.ジョンソンを中心とする強力リズム隊は全曲固定で、それに曲ごとにゲスト・ギタリストが入れ替わるという構成になっている。(ギタリスト別演奏曲は以下の通り)

個人的にはJazz is Deadに参加していたジミー・ヘリングのストレートに弾きまくるスタイルが楽しめた。
またジャズ・フュージョン系ばかりではなく、オールマン・ブラザーズに参加していたウォーレン・へインズやグレーテフル・デッド・ファミリーのスティーブ・キモックのロック系ギタリストも参加しているのもおもしろい。

とにかく最初から最後までいかにもTone Centerという仕上がりの作品だ。(橋 雅人)

1.BLACK SATIN : Jimmy Herring
2.SPLATCH : Jeff Richman
3.JEAN PIERRE : Eric Johnson
4.SO WHAT : Mike Stern
5.NEFERTITI : Bill Frisell
6.EIGHTY ONE : Bill Connors
7.SERPENTS TOOTH : Pat Martino
8.IT'S ABOUT THAT TIME : Warren Haynes
9.BACK SEAT BETTY : Steve Kimmock
10.SPANISH KEY : Bireli Lagrene


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay