○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系 ●スムース系 リック・デリンジャーの名前を聞いてすぐに誰かわかる人はそこそこのアメリカン・ロック通だろうか。70年代にエドガー・ウィンター・グループに参加、その後自己のバンドを率いて「Free Ride」や「Rock'n Roll Hoochie Koo」などのスマッシュ・ヒットを飛ばしたギタリストだ。1974年のソロ・デビュー・アルバム「All American Boy」はなかなかの名盤。 で、何故このリック・デリンジャーの最新作を取り上げるのかというと、このアルバムもろにスムース系なのだ。しかも「Free Ride」や「Rock'n Roll Hoochie Koo」をセルフ・カバーしたうえにスムース系にしてしまっている。 デリンジャーのギターもロック・ギタリストの面影は時折だす、スライドのフレーズくらいで終始ノン・ディストーションの音色で弾いて完全にスムース系になりきっている。 またインスト中心のアルバムなのだが、ヴォーカル・ナンバーも2曲はいっていて、こちらはなぜかイーグルスのようなウェストコーストサウンドになっているのも面白い。 なかなか意表を突かれたアルバムです。日本盤はボーナストラック2曲付。(橋 雅人)
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