Lady Kim「Everything Must Change」Eighty-Eight's(VRCL18824) 2005 - Japan (SACD/CD Hybrid 2/23発売予定)  
Lady Kim(vocal), 大石学(kb), 坂井紅介(bass), Tomy Campbell(drums), 土岐英史(sax), 井上信平(flute)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ヴォーカル物

ちょっとハスキーで甘いヴォイスの女性ヴォーカリストの2枚目のアルバム。
歌っているのは超有名スタンダード曲がほとんどだが、ご覧の通りトップクラスの日本人ミュージシャンがバックを務めている。

全体に軽快なアレンジで、バックのサウンドの中核をなす大石学が多くの曲でローズのエレピやハモンド・オルガンを弾いており、それが所謂スタンダードとは違うコンテンポラリーな雰囲気を醸し出している。
ヴォーカルのレディ・キムの歌い方は、古典的なジャズ・ヴォーカルのスタイルを踏襲しているので、バックのサウンドと対照的だ。

一方、最近ニュー・スタンダードとしての地位を確立した感のあるジェームス・テイラーの「Nearness Of You」やレオン・ラッセルの「A Song For You」など新しい曲では逆にアコースティックピアノを弾いているのもおもしろい。

土岐のサックスがよく歌っているのも印象的なのだが、2曲しかフィーチャーされていないので、もっと聞きたいという気にさせられる。

聴きやすいアレンジとレベルの高い歌、演奏で聴きやすい曲を気楽に聴くことのできるアルバムだろう。(橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay