野沢知子「エンコントロ(出会い)」SMOOTHJAZZ-TOKYO FOR BRASIL(SJFB-0001) 2005 - Japan  
伊丹雅博(G), 小畑和彦(G), 佐野聡(Tb), 菅野浩(As), 中西俊博(Vl), 渡辺茂(B), Toniho Horta (G&Vo), 井上信平(Fl), 河原秀夫(B), 重久義明(P), 須古典明(G), 三宅純(Flh), 今福健司(Per), 木村万作(Ds), 島田和夫(Ds), 長岡敬二郎(Per), 山口友生(G)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(■ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ワールド系

僕は最近 益々疲れています(笑) 心と体は、人生の日曜日を求めているようです。

それは、音楽でもおんなじことです。ボサノバってまるで、予定のない日曜日みたいな音楽です。

エンコントロ(出会い)と呼ばれる、この1枚はそんな僕にぴったりの、心の日曜日です。
この作品はデビューアルバムですが、次の1枚は相当苦労するのではないか。
と心配してしまいそうな、素晴らしい出来栄えです。

1曲目のフェリシダーヂ 4小節目あたりで、もうノックアウトされました。
優しい歌声と洗練されたアレンジで、僕を日曜日の遅い朝食時間へ誘います(笑)
トム・ジョビン、ヴィニシウスのお馴染みの名曲が、柔らかな感触の歌と演奏に仕上がっています。

饒舌ではなく、少し引き気味ですが、とても憎い素晴らしいアレンジもこの作品の持ち味の一つです。各ソロの楽器の選択も申し分ありません。
もちろん野沢さんの声も、素敵な歌声で、丁寧な歌い方が印象的です。

トニーニョ・オルタが加わったトラックもトニーニョの良さを感じさせます。
コンテンポラリーな雰囲気を保ちつつ、あくまで優しい日曜日の感触です。
他には日本語によるオリジナルもあり、ボサノバアルバムと一言で括れるアルバムはありませんが、リラックスした雰囲気を保ちつつも、高い音楽性をもつ珍しい作品だと感じました。(ちっく)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay