●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系 ●その他 元Lost Tribeで近年はマイケル・ブレッカー・バンドでも活躍するギタリスト、アダム・ロジャースの2年ぶりのリーダー作。 サウンドはバックのメンバーも全く同じの前作「Allegory」の延長線上にある。 ロジャースのギターのメカニカルなフレーズをつなぎ合わせていく手法は相変わらずだが、前作では断片になって聴こえていたフレーズがより繋がりを持って聴こえてきたように思える。フレーズのスピード感もアップしていて、聴いていると思わず惹き込まれてしまう。ただスピード感があるとは言ってもいわゆる熱い盛り上がったプレイではなく、あくまでも淡々と抑えて弾きながら一種独特の世界を造っている。 それと対照的なのがクリス・ポッターのサックスでよりジャズっぽい演奏していて、テーマなどではロジャースのギターに合わせるように抑え目に吹いているのだが、2曲目「Tyranny Of Fixed Numbers」のソロなどではかなり熱いブローを聞くことができる。 ちょっと聴くと地味なのだが、曲の作りといい、演奏といい繰り返し聴いていくうちに味がでてくるアルバムだ。
(橋 雅人)
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