Chick Corea「Secret Agent」ユニバーサルミュージック(UCCM3062)1978/2005 - Japan-Reissue  
              

Chick Cprea(key),Bunny Brunel(b),Tom Brechtlein(ds),Joe Farrel(sax),
Airto Moreira(perc),Gayle Moran(vo),Al Jarreau(vo),etc

●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系   ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系   ○ECM系

チック・コリアのリーダー作で、いまだCD化されていない数少ないうちの1枚が、世界初CD化されました。
このSecret Agentは、時期的にもRTFや妖精などと同じで、しかもポリドール・・・他の作品と一緒にCD化されていてもおかしくない・・・なのにいつまでもCD化されず、不思議に思っていました。
ただ、Secret AgentがいつまでもCD化されないことに、困った、待ち遠しい、早くして、みたいなCD化要望の声というものが果たしてあったのか? ちょっとそのあたりは微妙ですが、あまり聞いたことは無かったと思います。

内容は悪くありません。
この時期のチックはシンセサイザー、エレピを多用し、まさにキーボードを前面に打ち出したFusion音楽を創っています。
また、サイドメンとして、バーニー・ブルネルのフレットレス・ベース・プレイもなかなか楽しいです。
そしてストリングス、ホーンを入れた大編成によりサウンドに厚みを増した、なかなかチックの創造力がいかんなく発揮されている作品に思います。

ただ、曲がやや地味に感じ決定的なヒット曲が無いことと、またメンバーもやや地味目に落ち着いていること。
なのでどうも印象が薄く、悪くは無いのだけど、チックの創造力がやや空回りしてたのかと感じます。
どうもチック・コリアは大編成の吹き込みは多いですが、意気込みはあっても、あまり結果に結ぶ付いてないような。
1曲だけ「Central Park」は、BEST盤Boxセットにも取り上げられてましたが、これだけいつものチック・フレーバーに溢れた素晴らしい曲になっていると思います。

# ただ、地味な作品ではありますが、チック・ファンには嬉しい初CD化ですね。(TKO)
 
 
   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out_of_melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay