Mike Stern「Neesh」Absord Music Japan(ABCJ-309)'83/2004 - JAPAN - Reissue  

Mike Stern(g) Hiram Bullock(g) David Sanborn(as) Tom Barnet(B) Victor Lewis(drs) Buggsy Moore(per)
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系 (□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
 83年にトリオから出た幻の1stアルバムの初CD化です。私はマイルスバンドに参加していたギタリストでプロデューサーがハイラムブロックということで入手してました。
ただ、その当時の印象ではハイラムブロックのようなサウンドを期待していたんですが、そうでもなかったので余り熱心にこのアルバムは聴いてませんでした。
サウンドは、デビッドサンボーンが吹きまくり状態。やはりこの当時、新人ということでサンボーンをメインにせざるを得なかったんでしょうか。
このサックスとギターの組み合わせは、その後のボブバーグとの双頭バンドを暗示するようなサウンドです。
又、曲自体は、2枚目以降のマイクスターンサウンドをイメージさせるものもありますがジャズに近い彼の本来の個性が出る直前の曲作りをしてます。
ただ、ギターソロに入るとその後のスターンと全く変わらず、彼独自の世界です。ロックっぽいフレーズやチョーキングは、今も昔も変わりませんね。
初めはジャズギターっぽい弾き方でもソロが盛り上がるとロックっぽいギンギンのギターサウンドになるのは、81年にマイルスのバンドに参加していた頃からで、このアルバムでも同じです。
サンボーンはその後のFusion系の泣きのフレーズというよりはJazzサックスのフレージングが目立ちます。彼と言われなければ分らないほどです。

 長いこと、この作品のサウンドを聴きたかった方が多いと思います。
今のスターンやサンボーンとちょっと違う点があるかと思いますが、なんせ20数年前のサウンドなんで、それを承知で聴くとその後の彼らのサウンドの基礎となった時代のサウンドなんで、いろいろ面白い部分が見つかると思います。

☆レコード棚に眠っていたので10数年ぶりに聴きました(アスワン)

   
Slow       Speedy
Light   Heavy
Mellow   Hard
Lyrical     Cool
Melodious   Out of melody/code
Conservative     Progresseve/Tricky
Ensemble   Interplay

¥2,500 6/27/2004 新宿タワー