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John Scofield「EnRoute」Verve(B0001699-02)2004 - U.S.A. |
John Scofield(g),Steve Swallow(b),Bill Stewart(ds)
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系 ○ECM系
今更ではあるが、ジョン・スコフィールドは、マイルス・デイビスのバンドに入ったことによってキャリア、知名度、その他、数知れない多くのものを得た。
しかし、それと同時に、わずかではあるが、それまであった”ある何か”を失ってしまったのではないかと感じていた。
そんなことを今更ながら思いついたのは、実に久しぶりにジョン・スコフィールドがギター・トリオのJazzアルバムをリリースしたからである。
過去のギター・トリオ・アルバムはいずれもマイルス・グループ参加以前。
それが「Shinora」「Out Like a Light」で1981年吹き込み・・・新作はそれ以来、約23年ぶりになる。
ドラマーは変わったものの、ベースのスティーブ・スワロウは一緒で、本当にこの2人の付き合いは長い。
久しぶりなのでユニオン的な気分もあったのかもしれない。
「EnRoute」でのスコフィールドは実に溌剌にギターを弾きまくっている。
シンプルなトリオ編成だけに、ストレートにスコフィールドのギターを楽しむことができる。
音楽は、オーソドックスなギタートリオ・・・・・・そこはギタリストがジョン・スコフィールドなだけに、他のJazzギタリストのトリオと比べると相当個性的である。
それとドラマーのビル・スチュワートも凄いドラミングで聴いていて心地良い。
現代Jazzドラマーの中で、4ビートを叩かせて心地よさを感じさせてくれる、数少ない一人だと改めて思った。
このアルバムでJazzギターを弾くスコフィールドはひたすら明るい・・そんなギタートリオに思う。
昔のスコフィールドならば、ここにやや「翳り」やなんとも言えない「せつなさ」が滲んでいるように感じたであろう。
それがマイルス・グループ参加後は無くなってしまったと、そんな気がずっとしていたのだ。
だからと言っても、そのマイルス・グループも既に随分と過去の話であり、スコフィールドもあれから様々に音楽性を変えてきたのだ。
それだけの音楽的変化があったのだし、現在のスコフィールドが、その当時と比べたとしても変わってしまうほうが自然であろう。
なので今となってはマイルス・グループに参加したことが、本当に何かを失わせたのかなど、わからないままになってしまった。
ジョン・スコフィールドは多くのものを得たのと引き換えに、何かを失った・・・・だなんて。
それを語るには23年という月日はあまりにも長過ぎたのかもしれない。
# 久々のスコフィールドのギタートリオ。なかなか堪能できます。(TKO)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out_of_melody/code |
Conservative |
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Progresseve/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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