Jaco Pastorius (b),Don Alias(perc),Randy Brecker(tp), Peter Erskin(ds),Bobby Mintzer(sax),Othello Molineaux(steel drums), Toots Thiekemans(harmonica), Elmer Brown(tp),Forrest Buchtel(tp),Jon Faddis(tp),Ron Tooley(tp), Wayne Andre(tb),David Bargeron(tuba),Peter Graves(b-tb),Bill Reichenvach(b-tb), Mario Cruz(sax),Randy Emerich(sax),Alex Foster(sax),Paul McCandliss(sax), Peter Gordon(fr-horn),Brad Warnaar(fr-horn) ●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系 ○ECM系 ジャコの武道館ライブとは嬉しい音源がCD化された。 当時の個人的な話になるが、この武道館の公演に行った友人が「TVで客席の俺も写ってるかも」と言っていた。 夜遅く、NHKをつけるとそこにはジャコのビッグバンド。TVで友人は見つからなかった。 当時はギターにしか興味が無かったので、ギターレスのジャコのBigBandはそれほど興味を持たなかった。 でも、その音楽は他のBig Bandとは全然違う、攻撃的で、荒々しい「これがJazzなのか?」と思う自分が居た。 ジャコの練り歩きながらベースを弾く様は、まるでRockミュージシャン。 当時ビデオデッキは高価で、まだ自分の家には置いてなかった。今思えば録画できなかったのがくやしい。 そんな昔話を思い出してしまうくらい、このCD化は嬉しい。あの当時につい戻ってしまう気持ちになる。 当然ながら、このCDは「Twins」「Invitation」と最も近い音になる。 でも別テイクだから落ちるところは全く無い。むしろ以前のCDよりも良いテイクかもしれない。 (もしかしてNHKで放送されたので、このテイクは見送られたとかは無かっただろうか?) 例えばランディ・ブレッカーのソロはもっとカッコ良かったはず・・・は実はこの武道館のテイクだったのだ。 また、強力なのが"Reza〜Giant Steps〜Reza"で、ここに曲名は表記されてないが、"Black Bird"までも挿入され、そこからのベースが滅茶苦茶エキサイティングだ。 本盤だけの"Donna Lee"はBig Bandで演奏され、特に低音楽器(チューバ?)のソロが意外で面白く、続くランディ・ブレッカーのエフェクトをかけたソロが凄い。 そしてこれまで出ていた盤と、本盤は音の印象が少し違っている。 特にミックスは、他のLIVE盤と比べて、ジャコのベースが強烈に聞こえる。 いや、ミックスのせいだけではなく、やはりジャコは強力だ。 実はジャコのこの日が一番のってたのではないだろうか。 とにかく、ジャコはバリバリの絶好調。当然他の晩年作品とはまるでモノが違う。 まさにピークのジャコの音を堪能することができる。 ジャコのBigBandはいずれの作品も皆凄く、ハズレ無し!ということでしょう。 # 次はこの時の映像が見たい!DVD化を望みます。(TKO)
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