●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ○JAZZ系 ●JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系 ○その他 ベーシストの水野正敏が2人のピアニストと組んだ「Duo Duo」の続編とも言うべき「Duo Duo-G」。今回は布川俊樹, 矢堀孝一の2人のギタリストとのデュオ作となっている。 比較的タイプが似ているという印象の布川、矢堀だが、このアルバムでは布川が正統派ジャズよりの演奏、矢堀が比較的ひねったアプローチをしているように聞こえる。 特に1曲目は布川がフルアコで演奏しているのに対して矢堀が深いコーラスをかけた音色で演奏しているのは対照的だ。 またアルバム後半はどちらもアコースティック・ギターを演奏している曲が続くのだが、布川がゆったりとした和み系のサウンドを聞かせているのに対して、矢堀は割とテンションを効かせた演奏をしている。ハービー・ハンコックの「Dolpine Dance」をそれぞれのギタリストが水野とのデュオで演奏したものが2曲続けて収録されていて、その対比が面白い。 水野のウッド・ベースもアコースティック・ギターという音の隙間が比較的多い楽器とのデュオということで、派手さはないものの、単にボトムを支えるだけでなく、大きな存在感を感じることができる。 3人のプレイヤーの演奏をじっくりとディテールまで聞くことのできるアルバムと言えるだろう。
(橋 雅人)
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