Nikolaj Bentzon(pf,key) Henrik Sveidaht(ts,ss,bc) Kaspar Vadsholt(b) Jon Grundtvig(drs) Tira Skambya Madsen(per) Anders Lindvall(g)
サウンドはエレピを中心にNY系のファンキー(死語?)な骨太いストレートなサウンドです。 雰囲気的に70年代〜80年代のサウンドで、流行のスムース系サウンドのように豪華絢爛なアレンジではなく、シンプルなライブのような雰囲気です。 エレピの音というのが今こうして聴くと新鮮に聴こえてしまうのは面白いですねぇ。 シンセの音も70年代のフニャ〜とした感じで、Fusionが流行りだした70年代のハンコックとかジョージデュークとかを連想させるような音作りをしています。 エレピだけでなく生ピによるJAZZ風の演奏もあり、それに昔風のシンセを入れたりしてかなり時代を意識して作っているんだろうなと思いました。 面白いのは曲が始まる前にラジオから流れる小曲が何曲か入っていて、70年代のブレッカーブラザース風のものや、思わず笑ってしまう「ジンジン、ジンギスカン」風のディスコ(これも死語か?)の曲が入っているところです。 笑わせてくれるところもあるんですが、中身はいたって真面目でエレピのソロも十分に入っていて聴かせるところはちゃんと聴かせます。 北欧系のサウンドってもっと暗いというか重いものがあるんですが、この作品は北欧系のイメージではなくNY系の都会的なサウンドです。 甘いサウンドが全盛ですが、こういうストレートなサウンドは懐かしさと共に新鮮なサウンドです。 ☆聴くまで不安でしたが、結構面白く掘り出しモノカモしれません(アスワン)
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