Mike Stern「These Time」Victor Entertainment(VICJ 61133)2003 - JAPAN  

Mike Stern(g) Kenny Garrett(sax) Arto Tuncboyaciyan(per) Jim Beard(produce,key) Will Lee (b) Elizabeth Kontomanou(vo) Richard Bona(vo,b) Vinnie Colaiuta(drs) Bob Franceshini(sax) Dannis Chambers(drs) Victor Wooten(b) Don Allias(per) John Herington(g) Bela Fleck(banjo)etc.
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系 (□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系 ●ボナ系
 もうお聴きになった方は多いでしょう。
今やボーカルだけではなく、ベースの腕前まで見込まれて超売れっ子のリチャードボナが前作に引き続き参加してます。
最初聴いたとき、一曲目でスターンの持ち味のひねくれたメロディーが出てきて彼らしいサウンドが出てきました。その後は、ボナ風の幻想的な無国籍風のサウンドと「Voice」以前のマイクスターンのサウンドと大きくこの二つがサウンドの柱と言ってよいでしょう。
 リチャード・ボナの存在は大きいですねぇ。彼の世界は一種独特で彼がボーカルを歌うだけでサウンドが一変してボナ・ワールドにしてしまいます。主役を食ってしまうほどの影響力があります。
でも、もう一方のマイク・スターンも強烈な個性。他人のアルバムに参加していてギターを聴いただけで彼と分かる頑固なまでに自分を貫き通す個性があります。
だから、この作品でボナ・ワールドになっても彼自信のギターは変わるものがなく、テーマの部分は確かにボナ・ワールドでマイク・スターンの存在は小さく感じるんですが、ギターソロになるとマイク・スターンワールドになってしまいます。
強烈な個性の持ち主同士が折半・融合というよりは、並立しているようなサウンドです。
そういう意味でマイク・スターンという人は、誰とやっても彼自信を主張できる人だなぁ〜としみじみ感じてしまいます。
 プロデューサーはジム・ビアードでスターンらしさとボナワールドをうまくまとめて、やっぱ彼がいなかったら、どちらか一方にサウンドは偏ってしまうんではないだろうかと思いました。
リチャードボナファンにも十分に楽しめるサウンドでしょうが、初期の頃の双頭バンドのグイグイ押し捲るようなサウンドを期待する人にとっては消化不良かもしれませんね。

脳味噌錯乱級!!!!買いっつ!!!!(アスワン)

   
Slow         Speedy
Light   Heavy
Mellow   Hard
Lyrical     Cool
Melodious     Out of melody/code
Conservative     Progresseve/Tricky
Ensemble   Interplay

¥2,520 9/13/2003 新宿タワー