Steely Dan「Everything Must Go」Reprise(48435-2) 2003 - U.S.A.   
Donald Fagen(vo,kb), Walter Becker(bass, guitar), Keith Carlock(drums), Jon Herington(g), Hugh McCracken(g), Ted Baker(piano), Tony Kadleck(tp), Jim Pugh(tb), Walt Weiskopf(a.sax), Roger Rosenberg(b.sax), Gordon Gottlieb(perc), Michael Leonhart(tp), Bill Charlap(ep),Chris Potter(t.sax), etc.

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ポップス系

スティーリーダンの「Two Against Natuere」以来3年ぶりのニューアルバムです。聞いた第一印象はスティーリーダンらしいということ。前作よりも70年代の音に戻ったように感じます。気だるいフェイゲンの声とリズム、独特のホーン・アレンジとスティーリーダンの世界が展開されています。収録時間42分ちょっとというのも今時のCDにしては短めで昔のLPのような長さです。

ただし以前のスティーリーダンのようにスタジオで時間をかけて作り込んだという感じではなく、ライブ一発録りっぽい雰囲気があります。もちろんドナルド・フェイゲンがいろんな楽器を弾いているのでオーバーダブしているのでしょうが、意図的にライブっぽい雰囲気を狙っているのでしょう。全曲でドラムを叩くキース・カーロックの乾いたスネアの音、バランス的にちょっと引っ込み気味のベッカーのベースの音が全体に軽めで小気味よいノリを作っています。

アメリカ盤にも全曲の歌詞がのっているのですが、1曲目「The Last Mall」では「It's last call to do your shopping」と歌い、最後の曲「Everything Must Go」のサビでは「We're goin' out of business」と繰り返し歌っているのは何か意味があるのでしょうか?(橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay