Doc Powell「97th & Columbus」HEADS UP(HUCD 3073)2003 - U.S.A.  

Doc Powell(g) George Duke(key) Harvey Mason(drs) Marcus Miller(b) Patrice Rushen(key) Sekou Bunch(b) Keith Taylor(b) Benny Maupin(bc,ss)  etc.
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間
●R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系 (□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系 ○スムース系

 この人、名前は知ってましたが買うのは初めてです。
ジョージ・ベンスンの「ブリージン」を試聴してじっくり聴いてみたくなりました。ギターのスタイルはフルアコを使った厚みのある豊かな音色で、ジャズギターをベースにしてR&Bの香りのする黒人系のギタリストサウンドですね。フィルアップチャーチとか昔のベンスンとかを彷彿させるものがあります。
アルバムのサウンドは流行のスムース系の音ですが、ちょっと不器用さが幸いしてかありがちな金太郎飴的なサウンドにならず70〜80年代の香りがあるものになってます。
いぶし銀のごとく職人芸のようながんこさをもった通好みのサウンドだと言えるでしょう。(もっと大胆に不器用さと職人魂を出せばE.ゲイルとかD.T.ウォーカーになってしまいますが)
 さてじっくり聴きたいと思った「ブリージン」。オリジナルではフィルアップチャーチがベースを弾いていたと記憶してますが、なんとスラップでベースラインを弾いてます。(マーカスではないです)オクターブ奏法を多用して自由奔放なコードワークを入れて速いフレーズを織り交ぜながらオリジナルより黒っぽいサウンドを聴かせてくれます。個人的な感想ですがソロを今の二倍位入れてもっとじっくりギターを聴きたかったです。それだけ味のあるギターだと思います。
こういう人は余り流行にだけ捉われずに自分の道だけを追求して欲しいと聴きながら思いました。

☆都会的なハイセンスなサウンドです。お勧めです。(アスワン)

   
Slow       Speedy
Light   Heavy
Mellow   Hard
Lyrical     Cool
Melodious     Out of melody/code
Conservative       Progresseve/Tricky
Ensemble   Interplay

¥2、290 4/5/2003 新宿タワー