Richie Beirach Trio「No Borders(哀歌)」ヴィーナスレコード (TKCV-35305)2002 - Japan   
Richie Beirach (p), George Muraz(bs), Billy Hart(ds), Guest:Gregor Huebner(vln)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

CDショップの店頭で思わず手に取ってしまった1枚です。 リッチー・バイラーク。私にとっては遥か昔のECM時代のELMの印象があまりにも強く、近年の活動にかんしては殆ど興味を持っていませんでした。にせクラシックファン まして印象派のピアノ曲が好物の私にとってFoot print in the snow, Impressions Intimas-#1 A minorなどの曲目はとにかく聞いてみたい。という気持ちにさせられました。

題材はあくまでクラシックの作品に求めてはいますが、内容は純然だるリッチー・バイラーク トリオの世界で、とくに 内なる印象(Fモンポウ)は、原曲の淡々たる雰囲気と異なって スケールの大きい演奏になっています。

またドビッシーの雪の上の足跡は、原曲のモノクロームの中に消え行くようなピアノの世界を バイオリンとの対話を通じて色彩感を感じる魅力的な世界を醸し出しています。和音の解釈も、より暖かさを感じる解釈です。その後のピアノのソロ部分もとても叙情的で美しい曲に仕上がっています。

うって変って ショパンの前奏曲第4番はとてもジャジーな緊張感あふれる、トリオ演奏です。これもナカナカカッコいい。

バイラーク本来のゆっくりしたフレーズでも、疾走感を感じるようなタッチにより大人の趣が感じられた1枚です。(ちっく)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay