Keith Jarrett「Always Let Me Go」ECM RECORDS(ECM 1800/01 018 786-2)2002 - Germany   
              

Keith Jarrett(p),Gary Peacock(b),Jack DeJohnette(ds)

○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系   ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系   

キース・ジャレットが2001年来日公演した際の東京公演(渋谷、上野)から、選ばれた演奏がCDになった。
この東京3公演を、僕は3つとも聴きに行っているので、このCDの演奏は全て生でも聴いています。聞き覚えもありますが、忘れている演奏もあるのですけど・・・。

まず、DISC1のメドレーで演奏された1,2,3曲。これが初日の一番始めの演奏である。
あの時はまだFree傾向の「Inside Out」は発売されてなかったし、てっきりスタンダードが演奏されるものと思ってたのに、これ・・・Freeがかった演奏である。仕事後で疲れもあったりで・・・凍り付きましたね。少々怒りも混み上がっていたことを思い出します。

1,2曲目の後に拍手が無いのは編集ではなく、本当に拍手が全然起きてなかったからです。
3曲目が終わっての拍手も、実は誰も拍手する気配がなく、客席後方から促されるような拍手があり、それにつられて拍手が広がっていきました。あの最初の拍手は実は関係者がサクラになってたんじゃないかと今でも邪推してます。CDに入ってる拍手もそれが伺えます。
そういう意味では、このCDはドキュメントに思えて仕方ないんです。

ただ、こうしてリラックスして家で聞いてると、あの時のLIVEではあんなに厳しかったのに、CDで聴くととても気持ちよく聞くことが出来ます。
雰囲気の差なのか、気分の差なのか、あらかじめそういう音楽だとわかってるからなのか???CDで聴く分にはこの程度のFreeは特に苦を感じません。

また、サスガにCD化にあたって、色々と考えられて編集がなされているなと思ったのがDISC2の1曲目。
CDでは最初から非常に美しいピアノから聞けますが、LIVEではこうではなく、この美しいピアノはメドレーの途中だったと思います。
ここから聞き始めると、非常に和みますね。

ピアノの音も非常にキレイで、むしろなんでこんなに良いのにLIVEでは判らなかったのだろうと言う気にもなってしまいます。
昨年の公演に行かなかったキース・ファンで、Freeには多少の許容がある方は、むしろCDだけで聞けるのは幸運なのかもしれません。

# CDで聴くと非常に良いです。常にLIVEが一番という訳ではないんですね。(TKO)
 
 
   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out_of_melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay