Bruce Arnold「Give'em Some」Muse Eek (msk116)2002 - U.S.A.   
Bruce Arnold(guitar), Ratzo B.Harris(bass), Tony Moreno(drums)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

12音主義の抽象音楽のギタリストとの触れ込みだったのでちょっと恐る恐る聴いてみたのですが、わりと普通にアウト(変な表現ですが)していたので、ちょっと肩透かしでした。タイプとしてはウェイン・クランツのトリオに雰囲気は似ているでしょうか。

12音主義というだけあって確かに調性感はかなり希薄なのですが、ディストーションを適度に効かせたストラトの音でうねうねとフレーズを繰り出してくるのは、慣れてくると気持ちよくなってきます。ワウワウ・ペダルを使ってのカッティングなど結構ファンキーな部分もあります。部分的に完全フリーの訳のわからない状態も顔を出しますが、全体を通して割としっかりアレンジされている印象を受けます。

リズム・セクションが結構タイトで、芯がしっかりしているので、上でギターが多少フリーに走り回っても心地よく聴けます。

まあ万人向けとは決して言えない音ですが、ちょっと毛色の変ったハードコアなのを聴きたい人はおもしろいかもしれません。 (橋 雅人)



   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay