Wayne Shorter「Footprints Live!」ユニバーサル・ミュージック(UCCV1028)2002 - Japan   

  Wayne Shorter(ts,ss),Danilo Perez(p),JohnPatitucci(b),Brian Blade(ds)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系 
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系) 
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系 
  ○ブルース系         ○ロック系      

ウエイン・ショーターがアコースティックJAZZのアルバムを出すのは、未発表で出されたものを除くと1970年の「Odyssey of Iska」以来の約30年ぶりになる。
最近のショーターのJazzというと、他人のバンドにゲストだったり、VSOPみたいなオールスター物だったり、ある意味でリラックスした演奏を聴かせてくれていたが、この作品のように久々に自らの中心になったJazzということでファンには興味深い作品になった。

選曲はショーターの過去の曲ばかりで、BlueNote時代〜Miles時代〜WR以後の曲、それと+カバー1曲で構成されている。(そういえばWR時代の曲は1曲も無い。)

ただ、アコースティックといってもアレンジがかなり変更されていて、楽器はアコースティックではあるが、昔のJAZZというよりもFusionの香りがするJazzのような気がする。
例えばMiles Davis「Bitches Brew」で演奏された"Sanctuary"なんかも、あのメロディは出てくるものの、テンポやなにからオリジナルとは随分と方向性の違う演奏である。

嬉しい事に古い曲を演奏してても、そこは現在のショーター風に演奏されているということで、逆に新鮮で、まさにOldボトルのNewワイン的な響きを感じる。
それにファンからすれば、ショーターが吹けばそれでOK的なところもあって、ここまで十二分以上に吹いてくれれば、それだけで大満足になってしまう。
サイドのメンバーもペレスにしろ、パティトゥーチ、ブレードも結構真剣というか、かなりテンションの高めの演奏で、そういう緊張が伝わってきて聴いていて嬉しくなる。

# 夢にまで見たショーターのJAZZ新譜。結構、自分は感慨きてます。(TKO)
 
 

   
Slow             Speedy
Light         Heavy
Mellow   Hard
Lyrical         Cool
Melodious         Out of melody/code
Conservative         Progresseve/Tricky
Ensemble         Interplay