Brian Bromberg「Portrait of Jaco 」キング (KICJ 428)2001 - JAPAN   

Brian Bromberg(ac-b,piccolo-b,e-b,g) Jeff Lorber(key)  Bob Mintzer(ts) Tom Zink(key) Joe Taylor(drs) Greg Mathison(key) Larry Williams(ts)
Alex Acuna(per) Chris Wabich(steel pan) etc.
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系 (□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
 この作品はタイトル通り、ジャコの作集というべき作品です。収録曲は以下です。
1.Portrait of Tracy. 6.Tears by B.Bromberg
2.Continuum 7.Slang
3.Teen Town 8.Come on,Come Over
4.A Remark You Made 9.The Chicken
5.Three Views of a Secret 10.Teen Town
 6曲目はブロンバーグg自信のジャコに捧げた曲で、これ以外はジャコの作品やWR時代の曲、そしてジャコの18番という曲で占められてます。
演奏は、アコースティックベース、ピッコロベース、フレットレスのエレクトリックベースを駆使しながら、時には3種類のベースを多重録音して演奏しています。
この作品の聞きどころは、ジャコのどの作品に思いが強いかで人それぞれだと覆うんですが、私は二曲目の「Continuum」ですねぇ。ループ系のリズムにフレットレスベースでのテーマ曲に生ギター(スティール弦)がソロとテーマで入るんですが、このギターがまた聴かせます。誰が弾いているんだろうとライナー見るとブロンバーグ自信が弾いているではありませんか。ソロのフレーズもよく唄っていていいフレーズを聴かせてくれます。この曲フレットレスベースのソロを弾いているんですが、一音一音はっきりと音を出す弾き方は、ジャコを意識したソロフレーズのように思えます。
「TeenTown」では、テンポを落として重厚なアコースティックベースで、テーマを弾いてます。これにスラップでのベースとフレットレスベースを被せてまして、今までイロイロなパターンでこの曲を弾いた人がいましたが、新たなパターンでの演奏を聴くことができます。
「.Three Views of a Secret」も彼の代表作の一つ。かっこイイホーンセクションが脇を固めてフレットレスベースを駆使して弾いてます。
 この作品は無理矢理にジャコのイメージを変えようとか、新しいアレンジを出そうという姿勢ではなく純粋にジャコの作品を自分でやってみたいというコンセプトのように思え、自分が好きなジャコの曲を楽しく演奏している雰囲気が伝わります。
相当に腕が良くないとジャコの曲をやってみたら空回りしてしまったというパターンをよく聴くんですが、ブロンバーグにはそれが無く十分に彼の中で消化されているように思えます。この作品は完全にfusionサウンドです。
 ベーシスト:ジャコのファンは、ジャコが弾いているんではないですが十分に楽しめる作品ではないでしょうか。
(国内盤しか出てませんが、¥3,000は高いですね(^ ^;)一瞬、輸入盤が出るまで待とうかと思いました)

準脳味噌錯乱級!!買いっ! (アスワン)

   
Slow           Speedy
Light       Heavy
Mellow   Hard
Lyrical     Cool
Melodious       Out of melody/code
Conservative         Progresseve/Tricky
Ensemble     Interplay

¥3,000 4/27/2002 新宿タワー