George Duke「Face the Music 」BPM (BPE-5101)2002 - U.S.A.   

Geoge Duke(key) Christian McBride(b) Jef Lee Johnson(g) Little John Robert(drs) Lenny Castro(per) Everette Harp(as) Daniel Higgins(ts) Oscar Brastehear(tp) Issac Smith(tb)
Kirk Whalun(ts) etc.
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
●R&B系 ●ブラック系 ●歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系 (□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系

 彼のソロでの活躍は勿論ですが、数々の名作と呼ばれる作品のなかで彼の名前をよく見かけます。
キャリアは言うまでもなく超一流で様々なミュージシャンやサウンドを作ってきて今日のFusionサウンドの礎の一人といっても良い功績があったと言っても過言ではないでしょう。

 この作品を聴いた時に感じたのは、過去の豊富な足跡を集積したようなサウンドだということです。
お得意なブラック系ボーカルのサウンド、アコーステックベースを使った今風のR&B系サウンド、エレピを中心とした80年代サウンド、ベノア風な生ピのメルヘンチックなもの、ナンドローリアガアフリカンサウンドをやったようなボーカル作品、70年初期を思い出させるようなJazzとロックを融合させたようなインスト、ファンクっぽいスラップ系のベースがポンポン跳ねる作品とバラエティに溢れています。
前述したように自分の足跡を披露しているようなサウンドで集大成のようであり、ベストアルバムのような雰囲気です。

 全体を聴いてみて感じるのは、音楽性の幅広さで一言でいうと多才ですねぇ。私自信はスタンクラークとの競演やブラック系サウンドというのが彼に対する印象だったのですが、この作品で披露するサウンドは私の印象を超えたものであり、冒頭に書いたようにいろんな作品で彼の名前を見かけていたということを改めて想い起こさせてしまう作品です。

 気にいったのは最後の曲のベース、スラップに交えたフィンガーピッキングのノリがジャコを感じさせるようにグルーブしています。こんなベースを聴いたのは久しぶりのような気がします。
それと3曲目のアフリカン風サウンドのボーカルです。視聴してこの曲を聴いた時は一発で打ちのめされました。


脳味噌錯乱級!!買いっ! (アスワン)

   
Slow         Speedy
Light     Heavy
Mellow   Hard
Lyrical     Cool
Melodious     Out of melody/code
Conservative       Progresseve/Tricky
Ensemble Interplay

¥2,548 9/02/2002 新宿タワー