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Huong Thanh「Dragonfly」ACT (9293-2)2001 - 国内盤 |
Huong Thanh(vo) Nguyen Le(g) Richard Bona(vo,bass,perc)
Paolo Fresu(tp) Etienne Mbappe(bass) etc.
○骨太いストレート系 |
○明るく爽やか系 |
○骨太系と爽やか系の中間 |
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○R&B |
○ブラック系 |
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●歌物 |
○ラテン系 |
(□ブラジル系 |
□サルサ系 |
□カリプソ系) |
○ユーロ系 |
○JAZZ系 |
○JAZZとFUSIONの中間系 |
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○ブルース系 |
○ロック系 |
●ワールド系 |
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実は昨日、大阪在住の当サイトのWebmasterの橋さんが東京に来られ一緒に昼メシを食いました。待ち合わせ場所が新宿タワーで、「このCD持っている??」と教えてもらって、興味ある内容なのでその場で即買いました(見つからないので店員さんに探して貰いました。店頭にない場合は、お店の人に言うとどっかから持って来てくれるようです)
この作品は、このサイトでお馴染みのギタリスト、ニューレン・レがプロデュースしています。彼とつきあいの深いP.フレス(tp)も参加しています。スペシャルゲストに今話題沸騰のリチャード・ボナまで参加してます。(M.スターンの「VOICE」、メセニーの新譜に参加)
サウンドはベトナム風(?)というか中華風というかアジアン系のオリエンタルワールドミュージック系とでも言いましょうか、女性ボーカル中心の内容です。フランス在住のベトナム出身のニューエン・レ(g)の持つオリエンタル風のギターがモロに生きるサウンドで、リチャード・ボナが参加している曲では彼の独特の世界にオリエンタル風のサウンドが混じり合って幻想的な不思議な夢の世界を作ってます。まるで東南アジアの宮殿の中で孔雀や鹿やリスに囲まれて、神が舞い降りて鳳凰が舞っている光景が繰り広げられるようです。
この作品はあくまでも唄物でニューエン・レのギターを聴く作品ではありません。またワールド系ミュージックに属する作品です。東南アジアや中華系の楽器も使われていて、Fusionチックなアレンジを加えてますが、根本はオリエンタルミュージックです。最近の普通のサウンドに飽きてしまった方にはピッタリのサウンドかもしれませんねぇ。勿論、私にとって今年のベストアルバムの一枚にランクインされました。
☆買いっ!!脳味噌錯乱級!!!!!!!!(アスワン)
フン・タンのアルバムとしてはActからはこれが2枚目のアルバムになります。 Actはジャズ・フュージョン系のレーベルですし、CD店でもジャズ・フュージョンの売場においてありましたが,このCDのサウンドの中心をなすのはフン・タンのベトナミーズ・ヴォーカルです。バックの演奏にはジャズ・フュージョンのエッセンスはいたるところに散りばめられていますが、歌だけを聴いているとまるで日本の民謡を聞いているような歌いまわしです。(私はこのCDを聞きながら何故か舟歌を連想してしまいました。)
そのヴォーカルに対してニューエン・レがある曲ではディストーションを深くかけたロック系ギターで彼独特のエスニックなフレーズを繰り出したり、別の曲では幻想的なギターシンセやアコギで絡んでいき、民族楽器系のパーカッションや一部の曲では打ち込み系のリズムが繰り出されていきます。
またちょっとマイルスを思わす空間を生かしたフレージングのパウロ・フレスのトランペットも何ともいい味をだしています。
そして圧巻なのはフン・タンとリチャード・ボナのデュオ・ヴォーカルの曲です。(ボナの参加は2曲のみ)ボナの声というのは存在感が強くでPMGに参加してもマイク・スターンのアルバムに参加してもひとたびボナが歌いだすとボナの世界に引っ張り込んでしまうのですが、ここではもう一方のフン・タンのヴォーカルも同様に個性が強いうえに、ニューエン・リーの作り出すヨーロッパもアジアもアフリカもごったまぜの演奏とあいまって何とも不思議な世界を作り出しています。
超個性的、だけど癖になって抜けられないサウンドです。久々にインパクトのあるCDを聞いたように思います。(橋 雅人)
注記:日本盤CDではNguyen Leはグエン・レと表記されていますが、当サイトでは複数のソースを確認結果ニューエン・レという発音が正しいと判断し、ニューエンと表記しています。
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progresseve/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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