Donald Byrd「Thank You...For F.U.M.L」ELEKTRA→Warner Music(75596 220-2)1978/2002 - Germany-Reissue     

  Donald Byrd(tp),Wah Wah Watson(g),Ed Watkins(b),Rick Littlefield(g),
  Paul Jackson Jr.(g),Anthony Cox(ds),Greg Phillinganes(key),
  Jim Gilstrap(vo),Syreeta Wright(vo),Maxine Anderson(vo),Art Posey(vo),
  Other 

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ●R&B                 ●ブラック系        ●歌物・NAC/AOR 系 
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系) 
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系 
  ○ブルース系         ○ロック系      

ドイツ・ワーナーの再発のMASTERSシリーズで、今回ELEKTRAやAtlanticのJazzFunkものが再発された。
この作品は、Donald ByrdのBlueNote後期のファンク路線を、ELEKTRAに移籍してそのまま継続している。

あの当時なのでややディスコ・ビートっぽくもあるが、スラップ・ベースとこぎみ良いギターのカッティングなゴキゲンである。
どの曲もボーカルがメインになり、バードはオブリガードのトランペットを聞かせてこれがなかなか良い。

このDonald ByrdのFunk路線を聞く度に、あのBlueNote初期のハードバップな正統的4ビートJazzで名盤を残していた人が・・・と絶句してしまう。しかも、ここに聴けるFunkは中途半端ではない。例えばハービー・ハンコックもFUNKをしていた時期があったが、バードとハンコックで比較するとその方向性と似ているものの、バードの方がよりボーカルをメインに、よりポップま作りになっている。むしろ、バードの場合は行きすぎかもしれなが。(苦笑)

ただ、バードのFUNKは大好きで、前述のBlueNote後期FUNKのBEST盤が愛聴盤になっているだけに、この作品もちょっと聴いただけでお気に入りになってしまった。
多分、70〜80年代のR&B、ディスコ、FUNKが好きな人にはオススメでしょう。

# 細かいところで、あの時代の音が聞こえてきて懐かしくもあります。(TKO)
 
 

   
Slow           Speedy
Light         Heavy
Mellow   Hard
Lyrical         Cool
Melodious       Out of melody/code
Conservative         Progresseve/Tricky
Ensemble       Interplay