Jeff "Tain" Watts「Bar Talk」Columbia (CK 86358)2002 - U.S.A.   (試聴可)
Jeff "Tain" Watts(drums), Ravi Coltrane(sax), Paul Bollenback(g), Gregoire Maret(harmonica), David Budway(piano), James Genus(bass), Branford Marsalis(sax), Michael Brecker(sax), Robert Thomas Jr.(perc), Eric Revis(bass), Joey Calderazzo(piano), Hirum Bullock(g), Juan Tainish(v)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

マイケル・ブレッカーやブランフォード・マルサリスのバンドでへヴィー級のドラミングを聞かせてくれているジェフ・ワッツのリーダーアルバムです。ブレッカーやフランフォードのバンドでの印象からは正統派のストレートな4ビートジャズの剛速球一本槍で押してくるのかなと思っていたら、結構、硬軟取り混ぜた雰囲気の内容です。

タイトルの「Bar Talk」は文字通りバーでのお喋り。CDはそのバーの雑踏の会話から始まりそれが酔っ払いの「JC is the man」という合唱に変わっていくという洒落た展開。JCというのはもちろんジョン・コルトレーンのことでしょう。このアルバムには盟友ブランフォード、ブレッカーの2人のサックス奏者に加えジョン・コルトレーンの息子のラヴィ・コルトレーンが大きくフィーチャーされている。

曲調はブランフォードとブレッカーのサックス2本という強力なパワー系4ビートもあるし、エレキギターを交えてちょっとレトロな昔のCTIを思わせるような雰囲気の曲があったり、ヴォーカル入りの曲にブレッカーが歌伴で絡んでいたりとバラエティーに富んでいて楽しめる。

また1曲だけの参加だがブランフォードとブレッカーのツイン・サックスの曲ではジョイ・カルデラッツォのピアノが光っている。

このCDの微妙なひねりの聞かせ具合が気に入っています。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay