Arthur Verocai「胸いっぱいのサウダージ」RICE (AVR-416) 2002 - Japan
Arthur Verocai(prod,arr,gt) Vitor Bertorami(ds) Luiz Alves(bs) 他

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ●ラテン系(■ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○ファンク系


ムジカ ロコムンドでみたきり、ソロアルバムさえ聞いたことのなかったArthur Verocai(アルトゥ−ル・ヴェロカイ)の新作が聞けるのは小さな幸せかもしれません。
マルコス・ヴァリ達とボサノバ時代の末期に登場し、イヴァン・リンスなどの諸作で名前だけ知ってはいましたが、どんな音を作っていたのか全く分らなかったのです。

さて。その30年ぶりの新作を聞いてみました。
1曲目からやられました。今更??のボサなんですけど、でも無性に聞きたくなる音そのものです。
誰もが気に入ってしまうような曲なんですね。ボーカルのサニー・アルヴィスという人も雰囲気のある素敵な声ですね。ちょいとマリア・クレウーザにも似て少し憂いを感じさせる。いい声ですねえ。

思えばマルコス・ヴァリ、ジョアン・ドナートなどベテラン達が精力的な活動を続け、上手に今の音楽を取り入れて自らの世界を広げておりますが、ヴェロカイは彼等とはまた違った音楽を作っています。
それは時代に全く媚びない自分の愛するボサノバそのものの音世界です。
うっかりするとそれは昔風と一口に片付けられてしまう危うさもありますがしかし。そういう音楽を欲しがる人もいるわけでして。

もしかすると彼はまだ60年代のリオの街をぶらついている一人の若者かも しれません。(ちっく)

(有)オフィス サンビ−ニャ
TEL 048-845-0435  

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay