Greg Phillinganes「Significant Gains」BMGファンハウス(5081)'81/2001 - JAPAN
Greg Philliganes(key) 渡辺貞夫(as) George Benson(g) Nathan Watts(b) Mike Sembello(g) Herbie Hancock(key) Ronnie Foster(vo)etc.
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ●ブラック系 ●歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
 懐かしい作品が出ましたね。クインシージョーンズのバンド、スティービー・ワンダー、マイケル・ジャクソン等を始め、ブラック系を中心として数多くの作品にセッション参加している黒人キーボードプレイヤーのソロです。黒人系だけでなく、クラプトンやリトナーの作品に参加してます。彼が共同プロデューサーとしてマイケル・ジャクソンの「スリラー」をヒットさせていますねぇ。
 そういう経緯からこの作品は、その当時のブラック系ポップサウンドを中心にAORサウンドとなっております。ポップサウンドといってもその当時の最先端をいく極上のAOR系サウンドです。
まだこの頃はドラムの打ち込みは流行していなかったんで、ダンス系の単調なテンポではなく、人間の息吹を感じるリズムです。
彼の経歴からマイケル・ジャクソンとかクインシーに近いサウンドだと思います。ブラック系のAORが好きな人にはお勧めです。

☆当時そんなに話題にならなかったので、お店でジャケットを見た時はびっくりしました。(アスワン)


この作品は80年代ポピュラーミュージックにおける、キーボードのショーケースだ。
80年代の音楽で聴けたあのキーボード音がふんだんにこの作品で聞くことができる。
それもそのはず、グレッグ・フィリンゲインズはサポートとして誰もが聞いたマイケル・ジャクソンやドナルド・フェイゲン、その他数多くの作品に参加している。

今回が初CD化だそうだが、こんな凄い作品が今までCD化されてなかったなんて驚きである。
曲は9曲中7曲が歌モノではあるが、その演奏がすごくてつい耳をそばだててしまう。
むしろ、聞いていて80年代の雰囲気プンプンでその懐かしさを思い出す。

ゲストも豪華ではある。意外な感じだが渡辺貞夫が1曲だけソロを吹く。ジョージ・ベンソン、パトリース・ラッシュンがバッキング・ボーカルだけで参加してるのはちょっと勿体ない。
ハービー・ハンコックも1曲だけだが、これはあの当時のハンコックの雰囲気なDISCO調である。ちなみに邦題は「処女航海」だが、ハンコックの名曲「処女航海」は演奏されていない。

それにしてもこの内容・・・FUSION名盤入りの資格十分な作品ではないだろうか?
しかし、その後のグレッグはほとんどリーダー作を作らなかったようで、現在はエリック・クラプトンのサポートとしての方が有名になってしまったが・・。

# 80年代の雰囲気が好きな人にはオススメ!!(TKO)
 

   
Slow         Speedy
Light           Heavy
Mellow         Hard
Lyrical         Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative             Progresseve/Tricky
Ensemble         Interplay

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