昔と比べて肩の力 が抜けたというか、ハードロック小僧ではなくなったというか、大人のギタリストになったような気がして、センスが良くなってお気に入りのギタリストになりました。冒頭で述べたことは、彼のギターがスムース系ギタリストのようにおとなしくなったということを意味しているものではありません。以前のギターは速弾きすることが目的でギターを弾いているように感じました。でも最近は速弾きは表現の一つとして目的から手段に変わっているような印象を受けます。それはライブでも感じることが出来ますね。以前の彼のギターように超絶テク速弾きのマシンガンは至るところで披露しております。速弾きを効果的に使っていて、ガンガン攻めるばかりであったギターソロに起承転結を感じるようになり、曲全体を一つの構成としてストリー性があるような演奏を聴かせてくれます。 M.ブレッカーが取り上げていた、D.グロールニックの「Nothing Personal」なんかも演奏していて、彼のスタイルの広がりというものも感じます。 スムース系じゃ物足りないという人。NY系のサウンドをもっと聴きたいと不満に思っている方、そしてギター小僧必聴の作品です。ファラジャイル系のファンもいける口だと思います。トリオとは思えない程の厚い音で、熱い演奏です。 ★脳味噌錯乱級!買いッ!!(アスワン)
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\3,190 5/12/2001 at 新宿タワーレコード