Charlie Haden「Nocturne」Verve (440 013 611-2) 2001 - U.S.A.  
Charlie Haden(a.bass), Gonzalo Rubalcaba(piano), Ignacio Berroa(drums), Joe Lovano(sax), David Sanchez(sax), Pat Metheny(a.guitar), Federico Britos Ruiz(violin)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ●ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系 □カリプソ系 ■キューバン・ボレロ系)
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他


最近、仕事が忙しかった日の寝る前、ちょっとイライラしている時、このアルバムを聞いています。

チャーリー・ヘイドンの新作ですが、ピアニストのゴンサロ・ルカルカバが全曲にわたって参加し、共同プロデュースをしていて、2人の共同作品のように仕上がっています。取り上げている曲は、2人のオリジナルが3曲入っているほかは、キューバ、メキシコの古い曲のようで、アルバム全体を通して静かに、ゆったりと流れていきます。

古いラテンのスロー・テンポの曲でヴァイオリンがメロディーを取っている部分など、ひとつ間違えば場末のキャバレーで流れているようなクサイ雰囲気になってしまうようところもあるのですが、それが何ともいい雰囲気を醸し出しています。

ゴンサロといえば超高速フレーズの技巧派というイメージがありますが、このアルバムでは、その高速フレーズは影をひそめ、一音、一音を表現力豊かに丹念に弾いていて、彼のはばの広さを感じさせます。

パット・メセニーはアコギで1曲のみの参加ですが、バット独特のノスタルジックなギターを聞くことができます。

とにかく、ゆったりと心が和みリラックスできるアルバムです。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay