ミッシェル・カミロ、ジョー・サンプル、デビッド・ベノア、チック・コリア、ハービー・ハンコック、ラッセル・フェランティ,,,,,,こんなとこでしょうか?? まず滅多にこういう時に名前が出てこないのがこの人です。Bill Evans(pf)系のメルヘンチックな部分を持っていて、女の子にも受けそうなサウンドを持っているのですが、パッとしないのはソロアルバムでもキーボード弾きまくりではなく、全体のサウンド作りを重視しているからでしょうか。彼が過去に参加した人でパッと思いつくのが、ジョン・マクラフリン、ビル・エヴァンス(sax)等個性の固まりのような人達です。そういう人とやってきたからどうしてもバイプレイヤーに回らざるを得なくなり、余り目立たなくなったんでしょう。ここらへんが彼の人気がイマイチなんでしょう。 でも、キーボードそのものは余り目立つことはなかったんですが、センス、アレンジはピカ一で、彼が参加したケヴィン・レトゥのアルバムのサウンドはガラッとサウンドが変わった位にセンス良くなってます。 では今回のアルバムは、というとサックスとトランペットをホーンセクションやフロント楽器/ソロとうまく使い分けて、キーボード一色というわけではありませんが全面に出た作品作りとなっています。スタジオ盤ではなくライブで、音のクオリティは最初、スタジオ盤かと思った位の程です。ライブらしく各自のソロ回しを中心に都会的な音で、NY系サウンドです。 キーボードもかなりエキサイティングなプレイが随所に出ており、エレピ、シンセ、生ピアノ、クラビネット等を駆使し、彼の守備範囲が広いことがよ〜く分かるプレイを聞かせてくれます。ライブということで彼のソロのスタジオ盤のようにメルヘンティックで幻想的な面は少ないですが、彼のキーボードはどんなものかということがよく分かる作品です。生ピファンには2曲、彼のプレイを聴くことができます。(しかも内1曲は「PATIENCE」という名曲です) ☆ミュージシャンからは非常に評価の高い人です。(アスワン)
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\2,390 08/31/2001 新宿ヴァージンレコード