Tom Browne「Love Aproach」BMGファンハウス(BMCM37235)'80/2001 - JAPAN
Tom Browne(tp) Marcus Miller(b) Omar Hakim(drs) Boby Broom(g) Bernard Write(key) Buddy Wiliams(drs) Dave Grusin(key) etc.
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間
●R&B系 ●ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系 ●初期GRP系
  ベスト100を選ぶときに、1stの「Browne Sugar」を選ぼう、2ndのこの「Love Aproach」を選ぼうか迷った位の名作です。
初期GRP(デイブ・グルーシンとラリー・ローゼンがプロデュースしています)を代表する作品の一枚でもあり、良き時代のGRPの絶頂期を飾った一枚でもあります。
 この作品の1曲目の「Funkin' for Jamaica」はポップチャートで大ヒットして、彼の名前をFusion界だけでなく広く知らしめました。(ビルボード R&B 4週連続No.1)
デビュー作品は、その当時のFusionブームを反映したゴリゴリの骨太い音でしたが、この作品はブッラックミュージック/R&Bの色が濃く出た作品です。先に紹介した「Funkin' for Jamaica」は、粘っこいロングトーンのM.Millerのベースを基調に、ラップ(らしきもの)おイントロから、魅力的で哀愁を帯びたメロディのテーマを女性ボーカルが歌い上げ、T.Browneのトランペットが絡む展開で、70年代後半にFUSIONの作品に中にボーカル物を取り入れた手法と、その当時のポップシーンでの手法をうまくミックスしたもので、ポップミュージックファン、そしてFUSIONファンのどちらにも受けた作品となってます。
 この作品はとかく「Funkin' for Jamaica」だけが取り上げられるのですが、忘れてはならないのは最後の曲の「Weak In The Knees」という大名曲も収録されてます。M.Millerのハイトーンを使ったベースで奏でるイントロから「下手ウマ調(?)」の女性ボーカルとD.グルーシンのエレピとビヨ〜ンと唸る、シンセベース風のM.MillerのベースそしてミュートをかけたT.Browneのトランペットが演奏している他のミュージシャンとリスナーを夢の世界へ誘うリード役をしています。久しぶりでこの曲を聴いた時は鳥肌が立ってきました。
 話題がボーカル曲の方へ行ってしまいましたが、他の収録曲は初期GRPを代表するような都会的な洗練されたサウンドであり、70年代〜80年代の良き時代の音です。4曲目の「Dreams of Lovin' You」は、日本情緒を感じる、日本人の心の琴線をくすぐるようなメロディとサウンドで、「なんで日本人はこういうサウンドを作らないのかなぁ〜」と思います。
 こういう作品はすぐに消えてしまいます。見つけた時が買い時です。

脳味噌錯乱級!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!買いっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(アスワン)
   
Slow         Speedy
Light           Heavy
Mellow         Hard
Lyrical         Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative             Progresseve/Tricky
Ensemble         Interplay

\2,100 新宿タワーレコード