初期GRP(デイブ・グルーシンとラリー・ローゼンがプロデュースしています)を代表する作品の一枚でもあり、良き時代のGRPの絶頂期を飾った一枚でもあります。 この作品の1曲目の「Funkin' for Jamaica」はポップチャートで大ヒットして、彼の名前をFusion界だけでなく広く知らしめました。(ビルボード R&B 4週連続No.1) デビュー作品は、その当時のFusionブームを反映したゴリゴリの骨太い音でしたが、この作品はブッラックミュージック/R&Bの色が濃く出た作品です。先に紹介した「Funkin' for Jamaica」は、粘っこいロングトーンのM.Millerのベースを基調に、ラップ(らしきもの)おイントロから、魅力的で哀愁を帯びたメロディのテーマを女性ボーカルが歌い上げ、T.Browneのトランペットが絡む展開で、70年代後半にFUSIONの作品に中にボーカル物を取り入れた手法と、その当時のポップシーンでの手法をうまくミックスしたもので、ポップミュージックファン、そしてFUSIONファンのどちらにも受けた作品となってます。 この作品はとかく「Funkin' for Jamaica」だけが取り上げられるのですが、忘れてはならないのは最後の曲の「Weak In The Knees」という大名曲も収録されてます。M.Millerのハイトーンを使ったベースで奏でるイントロから「下手ウマ調(?)」の女性ボーカルとD.グルーシンのエレピとビヨ〜ンと唸る、シンセベース風のM.MillerのベースそしてミュートをかけたT.Browneのトランペットが演奏している他のミュージシャンとリスナーを夢の世界へ誘うリード役をしています。久しぶりでこの曲を聴いた時は鳥肌が立ってきました。 話題がボーカル曲の方へ行ってしまいましたが、他の収録曲は初期GRPを代表するような都会的な洗練されたサウンドであり、70年代〜80年代の良き時代の音です。4曲目の「Dreams of Lovin' You」は、日本情緒を感じる、日本人の心の琴線をくすぐるようなメロディとサウンドで、「なんで日本人はこういうサウンドを作らないのかなぁ〜」と思います。 こういう作品はすぐに消えてしまいます。見つけた時が買い時です。 ☆脳味噌錯乱級!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!買いっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(アスワン)
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\2,100 新宿タワーレコード