一曲目から歪んだディストーンションギターの音でロックっぽいサウンドが、この作品の全体の雰囲気を現してます。 面白いのは、ハンコックの「Tell Me A Bedtime Story」と、サイモン&ガーファンクルの「Mrs. Robinson」、スティービー・ワンダーの「Living In The City」のカヴァーです。 ハンコックの曲はロックっぽいギターで弾いてますが、なんかサンタナっぽい雰囲気あります。 S&Gは、お得意のオーバーダビングで粘っこいギター、S.ワンダーでは彼の特徴の一つのカッティングから始まり、これまたディストーンションギターと、原曲のイメージを全く留めず、自分の世界を創っています。ただ、ロッドスチュワートで有名な「Sailing」だけは、生ギターで原曲のイメージ。なんか彼の生ギターって今まで余り聴いた覚えがないんですが、イイ雰囲気創ってます。 スムース系が全盛の時代、ハードなサウンドは貴重ですね。 ☆ミュージシャンの名前が日本語で書かれてあって助かります。アルファベットで書かれると、バックの人の名前を覚える気が無いですからね(アスワン)
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\2940 9/22/2001 at 新宿ヴァージンレコード