Russell Malone「Heartstrings」Verve(549786-2)2001 - U.S.A. 

  Russell Malone(g),Kenny Barrone(p),
  Christian McBride(b),Jeff "Tain" Watts(ds)
 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽や か系の中間  
  ○R&B         & nbsp;       ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系         
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系         □カリプソ系)          & nbsp; 
  ○ユーロ系         & nbsp;  ●JAZZ系          ○JAZZと FUSIONの中間系    
  ○ブルース系          ○ロック系      

黒人JAZZギタリストのラッセル・マローンの新譜は、カルテット+ストリングス入りの作品。
しかもプロデュースがトミー・リピューマとのこと。トミー・リピューマと言えば知ってる方にはしつこいかもしれないが、ジョージ・ベンソン"Breezin"、マイケル・フランクス"Sleeping Gypsy"、ジョアン・ジルベルト"Amoroso"など名盤が数多く残されている。

さぞやストリングスがちりばめてるのかなと予想したが、ストリングスは極力押さえ気味で、JAZZカルテットの魅力を損なわないようになっている。それでいてフワっと入るストリングスは絶妙で、なかなか気持ちよい。音楽的にはJAZZなのだが、BGMにも使えるし、聞きようによってはスムース系の雰囲気もないことはない。

またラッセル・マローンというギタリストは、FUSION側からしたらJAZZなのだが、JAZZとして聞こうとするとFusionっぽい、やや中間的なギタリストという気がする 。
それと黒人ギタリストというとすぐにベンソン系を思い起こすが、マローンの場合はもっとブルースが効いていて、むしろケニー・バレルの線に近いと思う。

マローンのブルージーな語り口の硬質ギターサウンドが、ストリングスに相まって気持ちよい作品。
ギター好きにはオススメです。

# ややJAZZだが、どうしてどうしてFUSIONっぽくも聞ける作品。(TKO)
 
 

   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow     Hard
Lyrical         Cool
Melodious       Out of melody/code
Conservative         Progresseve/Tricky
Ensemble         Interplay