Jeff Lober「Kickin' It」SAMSON RECORDS(SA-20000-2)2001 -U.S.A
Jeff Lorber(key) Alex Al(b) Tonny Maden(g) Gary Meek(sax) John 'Little John' Roberts(drs) Ron King(tp) Steve Dubin(drs) Lenny Castro(per) Wah Wah Watson(g) Jerry Hey(tp) Dan Higgins(sax) Gary Grant(tb) Richard Eriot(sax) Gerald Albright(sax) Dave Koz(sax) Steve Cole(sax) Stuart Wylen(g) etc.
○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系 ●スムース系
 70年後半、突如新星の如く姿を現しあっという間に何枚かのアルバムを出して、ケニーG、ゲーリー・ミーク等世の中に出し、そして昨今のスムース系サウンドの影のドンとして重要な位置を占めるまでになりました。
 彼の音楽的な変遷をたどると、70年後半〜80年年代前半は、「Jeff Lorber Fusion」というバンドを率いて、独特のブレイクや仕掛けの癖のあるリズムを代表するサウンドでした。この頃は第二のチック・コリアなんて呼ばれていました。それ以降は、ブラック系・Acid系・ヒップホップ系のサウンドをやるようになり、現在のスムース系のミュージシャンでダンス系のサウンドの先駆者というべき活躍をしました。
 前作くらいから、ダンス系で必ずといってもいいほど使われていたループドラムやシンセ系のシーケンサーを使わなくなり、70年代後半から80年大前半のシンプルな音づくりをやるようになりました。
 本作はその路線を更に強調して、シンセ系の音からエレピ系の音を多用するようになり、サウンドもごった煮状態の音を厚く重ねるアレンジから、そういった部分を取り除きシンプルになり、ハーモニーの部分はホーンセクションを使っています。聞いていると70年代〜80年代のサウンドを思わせるようなサウンドに仕上がっていて、シンプルなハーモニーやサウンドは新鮮にに聞こえます。
 サウンド的には、エレピを中心としたものと、サックス奏者をフューチャーした最近のスムース系のサウンドを聴くことができます。
ただ、最近のスムース系サウンドにはないシンプルなアレンジのためか、コテコテのサウンドじゃないのでスムース系は苦手という人も聴けるサウンドだと思います。
ピアノのサックスがユニゾンでテーマを弾くと、かつての「Jeff Lorber Fusion」サウンドを彷彿させ嬉しくなってしまいます。

脳味噌錯乱級!!!買いっ!!(アスワン)
   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow         Hard
Lyrical         Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative             Progresseve/Tricky
Ensemble             Interplay

\2,390 3/4/2001 at 新宿タワーレコード