Jeff Lober, Tim Heintz(Key) Lenny Castro, Scott Breadmen(Per) Kirk Whaium, Euge Groove,Steve Core, Dave Koz(Sax) Rick Braun(Tp) etc. Produced by Steven Dubin etc.
スムース系フュージョンの申し子、ピーター・ホワイト3年振りのオリジナル新譜です。 周知のように、ピーター・ホワイトはアコースティック・ギター専門のギターリストですが、このフュージョンにおけるアコースティック・ギター(略してアコギ)というやつ、私、個人的に大変強い思い入れがあります。アール・クルーに衝撃を受け、リトナーの「イン・リオ」に涙し、ディメオラの超絶プレイにたたきのめされた世代ですから・・・。ピーター・ホワイトについてはそれほど強い衝撃は受けなかったのですが、アコギを使う多くのギターリストがエレキとの使い分けであることに対し、彼はクルー同様、徹底したアコギ使い(厳密にはバッキングでエレキを使用することもあるようですが)であり、また非常に歌心あるプレイとスムース系そのものの現代的サウンドで、ユニークな存在として個人的にも注目しているアーティストの一人です。 アコギはエレキと比べどうしてもギターそのもののサウンドバリエーションが限定されるので、ともすればワン・パターンに陥り、コンスタントに作品を出すことは結構しんどいことだと思います。そんな中で彼は90年以降意欲的に作品を出し続けており、ギターもさることながら時代を敏感にとらえた全体のサウンド作りが確かなものであることを物語っています。 さて、今作を聴いてみたところ、やはり強い衝撃度はなかった(^^; のですが、前作までの少々甘口な、お涙ちょうだい的部分が若干薄まりややクールな肌ざわりとなっているようです。また曲によりラテンフレイバーを取り入れたり、新しい試みにも取組んでいるようですが、勿論全体としては従来の彼そのもののサウンドであり、豪華バック陣のプレイも聴きモノですので、スムース系ファンには嬉しい1枚であると思います。まあ、ドライブのお供には必須アイテムといえるでしょう。 ○前作(パーフェクト・モメンツ)でもそうだったのですが、なぜか日本版ボーナストラックがよかったりするのが不思議です。 (セリエJ)
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