Herbie Hancock「Future 2 Future」ビクターエンタテイメント(VICJ-61354)2001-Japan
         
  Herbie Hancock(key),Wayne Shorter(sax),Carl Craig(prg),
  A Guy Called Gerald(prg),Grandmixer DXT(Turntable),
  Rob Swift(tp),Charnet Moffett(b),Bill Laswell(b),Jack DeJohnette(ds),
  Tony Wiilliams(ds),Karsh Kale(ds),Chaka Khan(vo),Dana Bryant(vo),
  DJ Krush(remix)
 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽や か系の中間  
  ○R&B                 ●ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系         □カリプソ系)            
  ●ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系    
  ○ブルース系          ○ロック系      

ハービー・ハンコックの久しぶりのエレクトリック作品。ヘッドハンターズを除けば、Dis Is Da Drum以来となるらしいので、ずいぶんと間空いたものである。
しかし、このタイトルから察するに、名盤「Future Shock」を彷彿しないではいられない。おかげで聴く前から非常に期待してしまう。

イントロの1曲目から2曲目につながるが、この曲がパーカッションの洪水からリズムが先導し、まるで「Sextant」と「DisIs Da Drum」を合わせたみたいに感じる。
それからチャカ・カーンがボーカルを取る曲だが、ブレーク・ビートにチャーネットのベースが絡んで、チャカのボーカルが非常にかっこいい。
また、さすがにFutureがつくだけあってか(?)、ターンテーブルをフューチャー曲が聴ける。
それと故トニー・ウィリアムスの残されたテープに、後からハンコックらが音をかぶせた曲も、かなりfusionしている。残された音がドラムだけに後からどうでも作れるわけだが、トニーのドラムの音を上手く使った曲に仕上がっている。

ここまでは本当に素晴らしいのだが、実はこのレビューを書くために3回聞いたら、中盤まで来て3回とも寝てしまった。4回目に聞いて何故かを分析したのだが(笑)、中盤はリズム主体になるが、どうも単調で、また曲自体も淡泊になっている。 リズムだけ聞いてよがっちゃう人なら良いだろうが、自分はチトつらい・・・。(聞き込むうちに変わるかも知れないが。)

中盤以後は、メンバーもジャック・デジョネット、ウエイン・ショーターなどとJAZZ色が濃くなる曲が並ぶ。JAZZといってもこのアルバム・コンセプト上にJAZZをやったら・・という雰囲気である。

全体を聞くと、1つのアルバム・コンセプトは感じつつも、以外に様々なタイプの曲がある。なかなか力作ではあるが、ちょっと多くを詰め込み過ぎか? ・・・とはいえ、なかなかリキの入った作品には違いないでしょう。

# 僕は前半が好きです。・・とこういう聴き方がはやるかな? (TKO)
 
 

   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow     Hard
Lyrical         Cool
Melodious         Out of melody/code
Conservative         Progresseve/Tricky
Ensemble         Interplay