Trio Fattoruso「Trio Fattoruso」Big World (BW2025) 2001 - U.S.A.
Hugo Fattoruso(kb), Francisco Fattoruso(bass, guitar), Jorge Fattoruso(drums)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ●ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系  ■ウルグアイ系)
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他


ウルグアイ出身の兄弟とその息子のトリオのバンドです。

1曲目はラテンを感じさせるヴォーカル入りの曲でゆったりと始まります。そのゆったりとした曲の中でかなり弾きまくるベースが際立って聞こえます。ウルグアイのCandombeというスタイルを基にしているとのことで、ちょっと耳新しい雰囲気でおもしろいです。

2曲目は昔のRTFを思わすような、短いゆったり目の曲ですが、バックでドラムとベースが駆け回っています。

3曲目は割とジャズ・フレイバーの強いテクニカルな曲ですが、ラテン風のヴォイスが気持ちよくフィーチャーされています。

アルバムを聞き進むにつれて、ラテン色が薄まり、だんだんハードになってきてハードなコンテンポラリー・ジャズもしくは曲によってはジャズ・ロック系のような曲調に変化してきます。後半にはディストーション・ギターをギンギンに弾いた曲まででてきます。3人ともかなりのテクニシャンのようで、かなりの聞き応えがあります。

ただ、個人的にはテクニカルな部分よりも、もうちょっとウルグアイ風の味が聞きたかったなと思わせるアルバムです。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay