Nicola Stilo & Toninho Horta「Duets」RCA VICTOR(74321 674492)1999 - U.S.A.
Nicola Stilo(flt) Toninho Horta(vo,g)
○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ●歌物・NAC/AOR 系
●ラテン系               ( ■ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
この作品は、トニーニョ・オルタのインタビューでお馴染みのMarikoさんから頂いたものです。(Marikoさんはオルタを中心に、ミナス系サウンドを紹介するホームページを作っておられます)

Nicola Stiloというフルート奏者と、オルタの生ギターとボーカルを中心とする作品で、ダイレクトカッティング一発録りのような雰囲気です。楽曲は、N.Stilioの作品3曲、オルタが'MEU'、'BONS AMIGO'、'VENTO'と同じく3曲。そして'IN A SENTIMENTAL MOOD'を始めとするカヴァーが4曲という構成です。
フルートとボーカル/ギターというデュオなんで、サウンドはシンプルです。N.Stiloの曲やスタンダード系のカヴァーはフルートがメロディを奏でたり、オルタのスキャットがテーマをとったりします。そしてオルタの曲になると'Durango Kid'の雰囲気でボーカル/ギターにフルートが絡まるというサウンドです。

元々幻想的なボーカルとギターのオルタの世界なんですが、これにフルートが加わると幻想的なムードが更に増し、オルタのそういう部分が好きな私にとって大変面白く聴ける作品となっております。一番印象に残ったのが9曲目です。ギターとボーカルのイメージが白い浜辺。その奥はジャングルになってます。そこにフルートのソロが絡みます。そのフルートの自由奔放な旋律は、ジャングルの中を美しい羽根で飛び回る小鳥がいます。その模様をヤシを背に寝ころんで見ているような情景がパーッと広がります。こんな感じでどの曲もイメージが膨らむのは、デュオという編成なんでしょう。それに加えてこの二人の熟練した技なんでしょうねぇ。

☆お勧めの作品で、買いっ!!と言いたいんですが、お店にあるかどうかですね。注文すれば入手可能だと思います。(アスワン)
   
Slow         Speedy
Light           Heavy
Mellow           Hard
Lyrical       Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative                 Progresseve/Tricky
Ensemble             Interplay