彼の'PLANET'のユニットのサウンドや過去の活動から、AOR的なサウンド・西海岸系のロック等のイメージを持ってこの作品を聴いた時は、意外なサウンドに唖然としてしまいました。レインボーカラーの背景にソリッドギターのイラストのジャケットからは想像もできない音が飛び出してきました。全編、メインストリーム系のJAZZなんです。タイトル通りの「Be Bop」なんですねぇ。 聴いてみると、意外や意外なことにJAZZギターは上手く、「へっこれが、あのJ.グレイドン?」と思った位のフレーズです。 全体的にサックス中心としたリラックスした雰囲気なんですが、一曲だけギターを中心とする曲が入ってます。これはFUSIONっぽいサウンド。彼得意の粘っこいギターにD.ウェックルのドラムが絡んでくる曲があり、「オォォッ」と思って聴いていくと、ソロ回しになるとやっぱJAZZで、ちょっとがっかり。ギターのソロはFUSIONなんですが、、、、、、。でもこれだけでも救いかな。 最近、FUSIONらしいサウンド少なくなってしまい、JAZZに押され気味。特にNY系のサウンドは聞かれなくなり、出てもスムース系ばかりで、 「J.グレイドン、お前もか,,,,」という印象です。(この作品自体のサウンドは悪くないんですが、、、、、) この作品を聴いて、危機感を感じてしまいました。(FUSIONサウンドは売れないからJAZZサウンドしか出せない) ☆2001年のFUSION界を象徴するような作品かもしれませんねぇ(アスワン)
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12/22/2001 at 新宿タワーレコード