Vital Information「Live around the World」SCHOTT MUSIC(INT 3298 2)2000-U.S.A
Steve Smith(drs) Tom Coster(key) Frank Gambale(g) Baron Browne(b) etc.
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
何度も言うんですが、最近のS.Smithの活躍はすさまじいですねぇ。 単なるセッション参加だったら他に沢山ミュージシャンはいますが、ユニットの中心メンバーとなってアルバムをコンスタントに作り出していますからねぇ。
この作品は98年から99年にかけてのワールドツアーの総決算というライブで各地のライブで良いテイクのみを収録した2枚組の作品です。
実のとこVital Informationというバンドは好きではなかったんですが、彼らの見方が変わったのが'96に出た'Ray Of Hope'という作品を聴いてからです。
それまでは聴かず嫌いで「どうせテクニックだけを前面に出したうるさいバンドなんだろ」と思い込んでしまっていました。ところが試聴盤で上記アルバムを聴いたらメロディーも良く、テクニックをひけらかさないセンスあるバンドということが分かって、先入観はなくなりました。
同じ先入観といえば、フランク・ギャンバレなんですが、初期の彼のプレイが頭にこびりついてしまい、'ハードロッカー'というイメージでした。
でもこの作品を聴いてみると、ジャズギターっぽいプレイを披露していてこれが中々聴かせるプレイなんです。得意の速弾きは運指もスムーズに流れアイディア溢れるフレイジングを聴くと、昔より上手くなったなぁ〜としみじみ思います。時折激しいプレイも見せて昔からの彼のファンも一安心というとこでしょうか。
ライブでのバンドとしてのサウンドは、トム・コスタのシンセやオルガン等のキーボードとフランク・ギャンバレのフロント楽器を中心とした音作りで、エレクトロニックな骨太いN.Y系のサウンド中心です。何故かアコーディオンがメロディをとり'哀愁のヨーロッパ'をシャンソン風にやってます。

☆バンドとしても円熟味が増しましたねぇ。(アスワン)
   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow           Hard
Lyrical       Cool
Melodious         Out of melody/code
Conservative                 Progresseve/Tricky
Ensemble           Interplay

\3,790 6/24/2000 at 渋谷HMV