Paul Taylor「Under Cover」N-CODED MUSIC(NC-4208-2)2000 - U.S.A.
Paul Taylor(ss,as,key) D.Munyongo Jackson(per) Michael Thompson(g) Scot Rammer(key) etc.

○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系 ●スムース系

最新流行のスムース系サウンドです。
しかも、ソプラノとアルトサックスでスムース系の王道のようなサウンドで、雰囲気的にちょっとゴツゴツしたケニーGサウンドといえばイメージが伝わるでしょうか??
甘いサウンドだけでなく、それなりに芯がしっかりしたサウンドですねぇ。
黒人特有のソウルフルなプレイも時折見せるので、黒いケニーGというべきサウンドかもしれませんねぇ。
感心してしまったのは一曲目のアレンジなんです。シンセサイザーのノイズのような音がドップラー効果の様に(フェイザーがフランジャーをかけた様な音)リズムとして飛び回ります。そして美しいソプラノのサックスの音色に効果的に女性のコーラスがキーボードの様に流れます。そして教会の鐘の音が響きます。
幻想的でリリカルで透明感のあるアレンジは見事です。この曲のアレンジにすっかりはまってしまいました。
この様にアイディア溢れるアレンジが最後までいかなかったのが残念ですが、ほかの曲も流行のサウンドのツボは押さえてますので、それなりのレベルだと思います。一昨年・昨年と、同様のサウンドではボニー・ジェイムスが売れ似売れましたが、この人もボニーの作品に勝るとも引けをとらないクオリティはあります。
ボニー・ジェイムスのサウンドにノックアウトされた人にお勧めです。
☆このサウンドはお好きな人が多いでしょう。(アスワン)
   
Slow             Speedy
Light           Heavy
Mellow           Hard
Lyrical           Cool
Melodious             Out of melody/code
Conservative                 Progresseve/Tricky
Ensemble             Interplay

\2,390 3/5/2000 新宿タワー