T-スクェア「フレンドシップ」 ヴィレッジレコード (VRCL-3333) 2000 - Japan

安藤まさひろ(g)、伊東たけし(A.Sax,EWI、fl)
ネーザン・イースト(b)、エイブラハム・ラボリエル(b)、ヴィニー・カリウタ(ds)、グレッグ・ビソネット(ds)、ビル・ブレンドル(key)、ダグ・ボッシ(g)、他コーラス4名

  ○骨太いストレート系   ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系      ○歌物・NAC/AOR 系           ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリvソ系) 
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系 
  ○ブルース系          ○ロック系 


 
 T-スクェアが安藤まさひろ・伊東たけしの両名によるユニットになってから、はじめてのアルバムです。
 クレジットを見るとLAレコーディング、しかもネーザン・イーストにヴィニー・カリウタをはじめとする大物がぞろぞろ参加しているところに、ついつい注目したくなります。しかし実際に聴いていると、伊東・安藤のふたりの存在感がすごくて圧倒されます。
 安藤さんのメロディーを伊東さんが吹くと、ザ・スクェア時代にも通じる独特のほわ〜んとした空気感が感じられることに驚きました。このふたりの組み合わせでしか出せないものがあるんだと改めて思い知らされます。
 全体として、メロディアスでポップ、軽やかで優しい雰囲気のサウンドです。EWIがメロディーを吹くスピーディな曲、和泉宏隆が1曲提供したバラード、ちょっと豪快で解放感のあるサックスのメロディー、・・・いろいろな部分に、ザ・スクェア時代のカラーと通じるものを感じます。
 でも、決してそれだけではない。タイトル・チューンの「フレンドシップ」で、アコースティックギターが前面に出たりしている感じは、ここ最近のT-スクェアで安藤さんがやってきたサウンドの延長線にあるのではないでしょうか。
 安藤・伊東というふたりのミュージシャンの個性が、まさに「いま」の気分で形になったアルバムだと思います。

★ユニット化するにあたっては4人のメンバーが卒業したり、いろいろなことがあったけど、このアルバムを聴く限りでは、これで良かったんだろうな・・・と思います。
(美芽)
 
 

   
Slow                     Speedy
Light                   Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay

10月18日発売 3,045円(税込み)