●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系 ○ファンク系 手数王ドラマー、デイブ・ウェックルの最新作です。一番大きな変化は彼のアマチュア時代からの盟友で、彼の今までのアルバムでも大きな役割を果たしてきたジェイ・オリバーが参加していないことでしょうか。またギターもはいっていないので、サウンドとしてはサックスのブランダン・フィールズがかなり全面に出ています。 1曲目の「Wake Up」という曲はリズムのグルーブ感、スピード感は、タイトルの通りの目の覚めるような痛快さで、サックスがとるテーマのリフもカッコよく、このアルバムのハイライトとも言えるような曲です。 それに続く曲もアルバム全体を通して、変な小細工なしのストレートなフュージョンサウンドで、気持ちいいグルーブを聞かせてくれます。ウェックルのドラムはしっかりと叩いているのですが、耳障りなほどは叩きまくらずベースとのコンピネーションでノリをつく出しています。ただライナーノートを読むとパーカッションのパートもオーバーダブではなくてウェックルがドラムと同時に叩いているということなので、実際に見ると耳で聞いているのよりも、凄い手数を出しまくっているのでしょうが。 最近の2-3枚のアルバムは、バンド指向でドラムを叩きすぎずにトータルサウンドで勝負しようとしているのが感じられたウェックルですが、このアルバムでメンバー、編成を変えたことが、いい結果につながっているように思います。
(橋 雅人)
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