この人が名を馳せたのは70年代に、有名ミュージシャンを集めてオールスター物の作品を出していた頃です。何故かそれらの作品のサウンドは肌に合わなくて、敬遠してきました。 この作品を見た時に、まず目に付いたのが「Teen Town」というウェザーリポート/ジャコの名曲のタイトルです。たまたま試聴盤がありタイトル曲を聴きました。 「ゲッ!!凄い」と凍りついてしまいました。何に驚いたかというと、アコースティックベースで、ジャコのベースラインと同じように弾いていたからです。 単純にそれだけで買ってしまい、後でこの作品はデビットマシューズ物だと気がついたんです。 でも、Jazzをやっているマシューズは、彼の個性が余り出なく、私にとって彼の違和感は感じませんでした。 この作品は、ジャコの[Teen Town」や、ジャコの十八番の「The Chikin」、S.ワンダーの曲やE.W&Fの曲等のカヴァーとオリジナル2曲で構成されています。 サウンドは勿論、JAZZで面子はマシューズと親交の深いL.ソロフやスムース系の旗手というべきA.スナイツァーが入ってます。実はこの人のプレイは意外や意外という感じで、ライナーを見ないで聴いており、このレビューを書くため始めてメンバーを見て始めて彼が吹いているのだと知りました。 てっきり4ビート畑の人の誰か吹いているのだろうと思ってまして、こんなに彼のサックスが4ビートJAZZにはまっているとは想像だにつきませんでした。 L.ソロフはさすがというべきソロで、聞きほれてしまいます。 4ビートjazzですが、結構Fusionファンにも合う一枚じゃぁないかと思います。 ☆マシューズはFUSIONよりJAZZやらせる方が面白いですねぇ。(アスワン)
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\2,854 12/21/2000 at 新宿タワー