Bill Evans「Soul Insider」ESC(03668-2)2000- U.S.A.
Bill Evans(ts,ss,as) Les McCann(vo) Riky Peterson(key) Dean Brown(g) John Scofield(g) James Genus(b) Tim Lefebve(b) Steve Jordan(drs) Don Alias(per) Vanesse Thomas(vo)  Lew Soloff(tp) Conrad Herwig(tb)
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
●R&B系 ●ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
Bill Evansという人のサウンド遍歴をたどると変化激しいです。初期のMark EganのElementsの影響がモロに出たサウンド、その後のライブではストレートな硬派な音を全面に出した時代。「PUSH」ではあっと驚くACID系のサウンドを披露し、「Starfish & Moon」ではJ.Beardの影響が出たのか無国籍音楽のメセニー風味付けがチョコッと顔を出しました。前作「Touch」辺りから、ソウルフルなファンキーなR&B的なサウンドが顔を覗かせました。
今回の作品は、前作のそういった面をさらに強調したようなサウンドです。
始め聴いた時は、サンボーンの「Upfront」をイメージしてしまいました。B-3のオルガン、ファンキーな感じ、そしてサンボーンのバックを努める、R.ピータソン、D.ブラウン、D.アライアスが参加しています。B-3の音とアコースティックベースに黒っぽいボーカル、打ち込みなしのリズムは、彼の音楽遍歴の中でまた新たな変化の一つとして捉えて良いと思います。ただ、気になるのは、どの時代でもあった彼の「毒」が以前よりは薄まったかな;あ〜という点です。常に変化するサウンドにファンの一人としてなかなか付いていくのに苦労します。
☆この作品は彼の父と友人に捧げるサウンドらしいです。そこらへんにサウンドの鍵があるのでしょうか(アスワン)
   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow         Hard
Lyrical         Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative                 Progresseve/Tricky
Ensemble             Interplay

\2,290 9/21/2000 at 新宿タワー