サウンドのスケールが大きく、かつてのウェザーリポートを思わせるような懐の深さを感じているからです。ウェーザーリポートといってもシンセ+サックス系のサウンドのことを意味している訳でなく、新しいサウンドを産みだそうという姿勢の面を言ってます。 サウンドは、ウネウネするホールズワース風のギターとゴリゴリと太いベースを中心にキーボード(WR風のシンセもあることはあるが、)と堅実なリズムのドラムです。 妖しい雰囲気の曲や、50年代のSFを思わせるようなスペースサウンド、無国籍風サウンドがあったりしてスケールの大きさを感じます。中心はこの二人だけでなくキーボードのS.キンゼイも雰囲気作りで貢献しています。 一番面白いのが7曲目で、中近東風の女性のボーカルのようなものを、キーボードで出しているんですねぇ。女性の声だと思ったらそれがキーボードの音に変化していくところなんかは、聴いていてドッキとしました。この曲でのベース(?)の音の広がりが面白く、3Dサウンドを聴いているようです。 ☆準脳味噌錯乱級!!なかなか面白い試みがあって楽しめました(アスワン)
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\2、400 9/21/2000 at 新宿タワー