○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ●ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系 ●スムース系 初期のGRPでマーカス・ミラーとともに若手として売り出し、その後、ピーター・アースキンの後釜としてウェザー・リポートにも在籍していたドラマーの11年振りの2枚目のリーダー・アルバムです。ウェザー脱退後は積極的にポップス系の仕事もこなし、最近は去年の年末にナイル・ロジャースのシック(あのLa Freak = 「おしゃれフリーク」のバンドです。)の一員として来日していました。 このアルバムは、フュージョン路線ではなく完全にシックの路線のサウンドです。全12曲中、ヴォーカル物が9曲でオマー自らがほとんどの曲でリード・ヴォーカルをとっています。全体としてスムース系+ブラック系ヴォーカルものアルバムで、オマーのドラムは要所、要所に、おっと思わせるフィルインがはいってきますが、あくまでもリズム・キープに徹していて、いかにしてグルーブを作り出すかということに専念しているようです。オマーの派手なドラム・プレイを期待していると肩透かしを食らわせれますので注意しましょう。 ブラック系ヴォーカルものと割り切って聴くと、センスのよいアレンジを気持ちよくグルーブしたリズムが支えている佳作です。
(橋 雅人)
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