●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系 ○その他 ジャコ在籍当時のウェザーリポートのライブです。音質は決していいとは言えないのですが、一番パワーのあった時代のウェザーの熱気が伝わってくるアルバムです。 ジャケットはウェザーのアルバムというよりもジャコの名前と写真が大きく書かれていますが、聴いてみてそれも納得。バンド全体をグイグイと引っ張っていくようなドライブ感に満ちたベースを聞くことができます。ザヴィヌルもショーターもこの演奏を聞くとジャコの引立て役のように聞こえてしまいます。ジャコの死後に出された夥しい量の音源の中では間違いなくトップクラスの演奏でしょう。 20年たって当時のウェザーを聞いてみて、今更ながらに気がついたのは、ウェザーのジャコ、アースキン、ボビー・トーマスのリズムの組み立て方は、マイルスのビッチズ・ブリューのリズムを連想させるということです。ウェザーのほうが、かなり洗練されているのですが、目指していた方向は似たようなところだったのでしょうか。今となってはありえないことですが、マイルスバンドにジャコが入ったら面白かっただろうななどと、想像してしまいました。 ジャコ・フリークは必携のアルバムでしょう。
(橋 雅人)
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