○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系 ●ちょっとスムース系 ヨーロッパの硬派フュージョンレーベルのLipstickより94年にデビューアルバム、95年に「Tree People」の2枚のアルバムを立て続けに出したあと音沙汰のなかったMetroの5年ぶりの新作です。中心メンバーの4人は「Tree People」と同じで、前作2枚では気持ちよくハードコアな硬派フュージョンを聞かせてくれたMetroなのですが、5年たってどうなったのか気になるアルバムでした。 1曲目、リズムがちょっと打ち込みっぽい(でも生のドラムのようですが)曲から始まります。チャックのギターは深いディストーションがかかった気持ちのよいソロを聞かせてくれ、ビクターのベースも縦横無尽に駆け回ってくれます。 2曲目はかなりペースダウンしてちょっとスムース入っています。 その後の曲も全体を通してハードな部分とスムースな部分が混在しています。曲によってはスムース系そのものといった曲もあり、ちょっとアンバランスな印象も受けました。 ひさびさのハードコア・フュージョン・バンドのアルバムだったたけに、もっと思い切りのいい音を期待していたのですが、ちょっと肩透かしをくってしまいました。もちろんサウンドの完成度は高く、個々のプレイヤーの演奏も楽しめるアルバムなのですが。
(橋 雅人)
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