Marcelo Zarvos(p,accordion),Peter Epstein(S-Sax),Dorothy Lawson(cello),
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間
音の良いM・Aレーベルはわりと民族音楽系が多いのですが、JAZZ系でややFUSIONっぽいアコースティックな作品がリリースされました。 主人公のマルセロ・ザルヴォスはブラジル出身のピアニストで、帯にもMPBだのブラジリアン・ミュージック云々と書かれています。
また、ところどころにスティーブ・ライヒの反復を取り入れているところなどから、楽器は違いますが、パット・メセニーを彷彿します。そうやって聞くとマルセロのピアノもそれほど出しゃばらず、ライル・メイズに近い感じをもってしまうのですが・・・・まぁ、彼もその系統をくむキレイ系ピアニストであるいことは間違いありません。 ピアニストのアルバムなので当然ピアノがフューチャーされる曲もあるのですが、どちらかというと曲とそのアンサンブルで勝負するタイプに思います。ピアノがというよりもSAXやチェロが全面に出てリードし、p,b,dsなどのアンサンブル・・・なのですが色彩が豊かで、そういったグループでサウンドを構築しているのでしょう。 また以前にもマルセロはsaxピーターとデュオ作品も出していて、本作でも結構SAXがフューチャーされているので、もしかしたら事実上は双頭アルバムなのかもしれません。 # ナチャナル・サウンド好きには良いのではないでしょうか? (TKO)
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